2019年最初の教室

1月16日

新年最初の教室でした。暖房は相変わらず効きがわるく、電器ストーブが用意されていましたが、上着を着て勉強するといった様子でした。先生は、正月に長崎に行かれたそうで、日本の歴史も含めて、いろいろ話されました。生徒からも意見がいろいろでました。

中国語の勉強では、最近あったことや起こったことを生徒が話しました。今回は、生徒が中国語で話した内容を黒板に書かなかったので、以下の発表内容の文章は、先生の修正をあまり受けていません。ブログ管理人が、聞いた範囲で書いていますので、そのつもりで。


Aさん
正月に近くの氏神様に出かけたとのこと。

我跟家里人去附近的神社新年初拜。
Wǒ gēn jiālǐ rén qù fùjìn de shénshè xīnnián chūbài.
我们收到一个桔子和一杯甜酒。
Wǒmen shōu dào yígè júzi hé yìbēi tiánjiǔ.
在神社生篝火烧落叶。
Zài shénshè shēng gōuhuǒ shāo luòyè.

<訳>
家族で近くの神社に初詣しました。みかんと甘酒をもらいました。そこでは、たき火をして落ち葉を燃やしていました。


「初詣」は「新年初拜 xīnnián chūbài」
「甜酒 tiánjiǔ」は「甘酒」、韓国にも甘酒はあるらしいが、中国ではないみたい。紹興酒に粗目の砂糖をいれたり、「话梅 huàméi」を入れたりして飲むことはあるそうです。この、「话梅」とは、干した梅のことです。
Wikipediaによれば、「干し梅(ほしうめ)とは、梅干しをさらに乾燥させて作った菓子である。多くの場合、甘味料が加えられて、普通の梅干しよりも甘酸っぱい味付けとなっている。発祥の地とも言われる中国では話梅(広東語:ワームイ)と呼ばれる。」
「たき火」は、「篝火 gōuhuǒ」です。日本では、「篝火(かがりび)」といえば、照明のために焚いたり、むかしの戦いの時に焚いているイメージがありますがが、中国では一般に「たき火」のことだそうです。中国語で戦いをイメージする言葉は、「烽火 fēnghuǒ」で、「のろし、戦争」を意味します。「火をつける」というときに使う動詞は「生 shēng」「点 diǎn」のようです。


Bさん
一月二号我跟家人一起去在「笠间」的「常陆国出云大社」。
Yī yuè èr hào wǒ gēn jiārén yìqǐ qù zài `lì jiān’ de `chánglù guó chūyún dàshè’.
一月三号我骑自行车去在「石冈」的「西光院」。
Yī yuè sān hào wǒ qí zìxíngchē qù zài `shígāng’ de `xīguāng yuàn’.
那座寺庙在「峰寺山」的山腰、被叫「关东的清水寺」。
Nà zuò sìmiào zài `fēng sìshān' de shānyāo, bèi jiào `guāndōng de qīngshuǐsì'.
风景眺望非常好。
Fēngjǐng tiàowàng fēicháng hǎo.
一月十三号我去「筑波山神社」做志愿者导游。
Yī yuè shísān hào wǒ qù `zhùbō shān shénshè' zuò zhìyuànzhě dǎoyóu.

<訳>
正月二日に家族で笠間にある常陸出雲大社に参拝しました。
三日は自転車で、石岡の西光院に行きました。寺は峰寺山の中腹にあって、関東の清水寺と呼ばれています。とても良い眺望でした。
一月十三日は、筑波山神社にでかけ、観光ボランティアガイドをしました。


常陸国出雲大社は、平成4年12月4日、島根県出雲大社よりご分霊をご鎮座」とありますので、比較的新しいお宮のようです。出雲大社と同じ「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」を祭っておられます。
西光院は、清水の舞台のような建物で、「本堂は総高22mの寄棟造で、崖の上に柱を組み上げた、懸造(かけづくり)という珍しい建造物です。」とあります。確かに、なかなかの眺めが期待できそうです。
「自転車で行きました」は、「骑自行车去」。
「山の中腹、山腹」は「山腰 shānyāo」で、日本語では「腹」中国語では「腰」で示されるようです。
「ボランティアガイド」は、以前にも出ましたが、「志愿者导游 zhìyuànzhě dǎoyóu」「导游志愿者 dǎoyóu zhìyuànzhě」。


Cさん
一月十三号我在东京圆形体育馆看了「在东京故郷庙会」。
Yī yuè shísān hào wǒ zài dōngjīng yuán xíng tǐyùguǎn kànle `zài dōngjīng gùxiāng miàohuì'.
超大彩車出场、唱歌跳舞、特別熱闹。
Chāodà cǎichē chūchǎng, chànggē tiàowǔ, tèbié rènào.
唱了一首民歌「Yosakoi 节」。我会唱那首。
Chàngle yì shǒu míngē `Yosakoi jié'. Wǒ huì chàng nà shǒu.

<訳>
一月十三日東京ドームで開催された「ふるさと祭り東京」に出かけました。大きな山車(だし)が出てきて、唱って踊って、とてもにぎやかでした。「よさこい節」が唱われました。私はこの民謡を唄えますよ。


「日本のまつり・故郷の味」と副題がついたお祭りです。2009年から開催されているようです。
「東京ドーム」は、「圆形体育馆 yuán xíng tǐyùguǎn」と先生が書かれました。「圆形」は、「圆顶 yuán dǐng」でも良さそうです。
「山車」は、辞書には「彩車 cǎichē」とあり、「在庙会或节日时用的彩車 zài miàohuì huò jiérì shí yòng de cǎichē」と説明がありました。「御輿 みこし」は「神轿 shénjiào」と言います。

「まつり」は、「庙会 miàohuì」と言いますが、英語だと「temple fair」とされています。お寺と直接関係のない場合もおおく、むしろ神社と関係が深そうにも思うのですが。「赛会 sàihuì」もありますが、試合とはあまり関係がなさそうですし、「节 jié」のほうが近いかもしれないなあ。


お昼になってしまい、ここで終わりました。今日は、先生の長崎みやげのカステラを頂きました。福砂屋のカステラでした。


先生が言われましたが、日本語では「わかりました」という意味で、「了解」という言葉をよく使いますが、中国語で「了解 liǎojiě」というと、「(詳しく調べて)よく理解する、詳しくわかった」という意味だそうです。「理解 lǐjiě」は、日本語の意味にちかいとのこと。日本語の「わかりました」は、「知道了 zhīdàole」とか「明白了 míngbáile」が近いかもしれません。