土浦中国語

2018年5月9日

 

中国語 土浦 一中公民館 水曜日

 

きょうも、クラスの前に、すこし太極拳をしました。クラスでは、前半は、最近の出来事を中国語で話す練習を、後半は、時間の長さを表す表現についての宿題の発表をしました。最近参加者が少なかったのですが、きょうは、結構集まり、話題も豊富でした。

 

 

<最近の出来事について>

口頭でのお話が多く、一部しか黒板に書かれなかったので、断片的な内容を以下に。

 

先週はゴールデンウイーク、中国語では「黄金周 Huángjīn zhōu

Aさんは、ダチョウ王国(鸵鸟王国 Tuóniǎo wángguó)に出かけたそうです。「石岡(石冈)Shí gāng」にあるそうだ。家族に聞いたら、皆ダチョウ王国を知っていた。私だけ、知らなかった。

 

親類の葬儀に出かけた人も。

我去名古屋参加亲戚的葬礼。

Wǒ qù mínggǔwū cānjiā qīnqī de zànglǐ.

 

 

昨日から、寒くなって、季節が逆戻り。Bさんは、昨日は暖かい物を食べたそうな。

それは、おでん(熬点 āodiǎn, 关东煮 guāndōngzhǔ)と、うどん(乌冬面 wūdōngmiàn, 面条 miàntiáo)だそうな。今日も寒いので、食べたい気分。

 

Cさんは、民謡の発表会の会場を予約する(预订 yùdìng)ために、5月1日の朝から土浦三中公民館に並んだそうだ。

他借房间为了举行「民謡発表会」。

Tā jiè fángjiān wèile jǔxíng `mínyáo fābiǎo huì'.

「祝您成功! Zhù nín chénggōng!」 成功をお祈りします。

 

 

休みに孫と山に登った人も。

山登りは、「登山 dēngshān」「爬山 pá shān

この「登山」と「爬山」は、どう違うのかな?前者は、文章でよく使われ、後者は、口語的な言い方らしい。また、「爬山」のほうは、観光気分の山登りのイメージがあるのかな。

 

辞書を見いて、あれっ?とおもった。「登山」は、「dēng//shānなっていて、いわゆる離合詞(動詞そのものが、動詞+目的語の構造になっている)のようだ。ところが、「爬山」は、「pá」と「shān」が離れて書かれている(スペースが空いている。)。「爬山」は一つの動詞のようにはなっていなくて、「爬」という動詞にたいして目的語の「山」がきているという構造の文章ということなのかな。

 

もう一つ、「富士登山をする」という例文で、「攀登富士山 pāndēng Fùshìshān」というのがあった。この場合、富士山が目的語になっているようだけれど、「攀登 pāndēng」は、目的語をとれるということになるのでしょうね。ちなみに、「登る」という日本語に対して、「上 shàng、登 dēng、爬 pá、攀登 pāndēng」が、辞書に書かれていました。やはり、これらは、動詞で、後ろに目的語が来ても良いのでしょう。偶然、この日の夜、ある本を読んでいたら、「攀じ登(よじ登る)」という言葉をみつけました。日本語でもこの同じ漢字を同じような意味(「よじ登る」)で使うのだと思った次第。

 

このブログの名前の「dēnggāo 登高」も、「高いところに登る」という意味なのですが、「dēnggāo」とピンインはひとかたまりになっています。「」は位置関係からすると、目的語になっているようにも思えるのですが、この言葉は一つのまとまった言葉になってしまっているという解釈なのでしょうかね。ちなみに、中国では、重陽節句(9月9日)に、家族や友人たちと郊外の丘など高い場所へ、ピクニックに出掛け、酒を飲む風習のことを「登高」というのだそうで、漢詩にでてきます。この間も、習ったね。

 

 

<ちょっと休憩>

お菓子を頂きました。クラッカー二枚の間に、味のついた硬めのクリームが挟んである。「クリームサンドクラッカー」というお菓子かな。某菓子メーカーの「レモンパック」ではなかったかとおもうんだけど。クラッカーを辞書で引くと、「咸饼干 xián bǐnggān」とある。「饼干」が「ビスケット」なので、塩味のビスケットということか。

 

 

<前回の宿題の発表>

時間の長さを表す言葉を使った文章をつくる。

 

Dさん

我调查从东京到上海飞行的所需时间。

Wǒ diàochá cóng dōngjīng dào shànghǎi fēixíng de suǒ xū shíjiān.

从羽田到上海乘东方航空的飞机需要四个小时十五分钟。

Cóng yǔtián dào shànghǎi chéng dōngfāng hángkōng de fēijī xūyào sì gè xiǎoshí shíwǔ fēnzhōng

可是从上海到羽田只需要两个小时五十分钟。

Kěshì cóng shànghǎi dào yǔtián zhǐ xūyào liǎng gè xiǎoshí wǔshí fēnzhōng.

我们可以提早回来一个多小时。

Wǒmen kěyǐ tízǎo huílái yīgè duō xiǎoshí.

 

<訳>東京から上海までの飛行時間を調べた。東方航空で羽田から上海まで4時間15分かかる。でも、上海から羽田までは、たったの2時間50分。一時間以上も早くもどってくることができる。

 

一行目の「飞行」は「飞机 fēijī」でもよい。「钟」はなくても、よいそうだ。「提早」は「早」でもよい。

 

Eさん

以前我每天学习汉语二十分钟。

Yǐqián wǒ měitiān xuéxí hànyǔ èrshí fēnzhōng.

不过现在一点也没学。

Bùguò xiànzài yīdiǎn yě méi xué.

 

「全然勉強しない」というのは、「一点也没学」といえばよいのですね。どんな話題だったか忘れたのですが、「ひまつぶし(暇潰し)」という言葉が出てきました。これは、「消磨时间 xiāomó shíjiān」だそうです。

 

Fさん

昨天早上天气不太好、我仅仅散步半个时间。

Zuótiān zǎoshang tiānqì bù tài hǎo, wǒ jǐnjǐn sànbù bàn gè shíjiān.

可是平时慢跑一个小时。

Kěshì píngshí mànpǎo yīgè xiǎoshí.

下午我训练一个半小时太极拳。

Xiàwǔ wǒ xùnliàn yīgè bàn xiǎoshí tàijí quán.

 

身体を鍛えていますね。

「仅仅 jǐnjǐn」は、副詞で「僅かに~だけ」、「慢跑 mànpǎo」は「ジョギング」です。「我训练一个半小时太极拳。」は、<主語+動詞+時間の長さ+目的語>という構造になっています。時間の長さを示す言葉は動詞の後ろにきます。

 

Gさん

我每周星期三学习二个小时汉语。

Wǒ měi zhōu xīngqísān xuéxí èr gè xiǎoshí hànyǔ.

我每天听一刻钟收音机汉语讲座。

Wǒ měitiān tīng yīkè zhōng shōuyīnjī hànyǔ jiǎngzuò

 

時を表す言葉「每周星期三、每天」は動詞のまえ、時の長さを表す言葉「二个小时、一刻钟」は動詞の後になっています。

上の文章の水曜日の二時間は、このクラスのことですね。次の文章は、NHKラジオ講座「まいにち中国語」のことでしょう。

 

 

<次回(5月16日)までの宿題>

「時を示す語」で文章を2つほど作る。

例えば、「早上 zǎoshang」「上午 shàngwǔ」「下午 xiàwǔ」「晚上 wǎnshang」などを使います。