土浦中国語 7月第一週

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「2年生のコミュニケーション中国語」第1課を勉強しました。

前回の作文の宿題は、「[動詞 + 目的語]を主語にして、文章を2つ作ろう(動詞句主語を用いた文章)」でした。

 

 

Aさん

Zài zhòngrén miànqián, dàn jítā fēicháng jǐnzhāng.

众人面前,弹吉他非常紧张。

皆の前でギターを弾くのは、大変緊張します。

 

Kāichē yào tèbié gěiyǐ zhùyì.

车要特别给以注意。

運転にはとくに注意が(注意を払うことが)必要です。

 

给以:やる、与える、この場合「给以」なしで、「特别注意」だけでも良いようです。

 

この宿題では、[動詞 + 目的語]を主語にして文章を作っています。「开车」に関してですが、確かに動詞「开」と目的語「车」とが組み合わさっていますが、「开车」は一つの動詞(運転する)として使われることが多く、この場合の例文としてはあまり適当では無いだろうとのことです。一般に「开车」は離合詞と呼ばれる動詞(動詞+目的語の構造を持つ)で、他に「毕业 bìyè 卒業する」、「結婚 jiéhūn」、「看病 kànbìng」、「幇忙 bāngmáng 手伝う」などがあります。

 

 

Bさん

Shuō hànyǔ hěn nán.

说汉语很难。

中国語を話すのは難しいです。

 

Hējiǔ yúkuài.

喝酒愉快。

お酒を飲むのは楽しい。

 

Lǎorén kāichē wéixiǎn.

老人开车危险。

老人が車を運転するのは危険だ。

 

Qù Dōngjīng yòng JR xiàn háishì yòng Tx xiàn?

东京用JR线还是用Tx线?

東京に行くのにJRを使いますか、それともつくばエキスプレスを使いますか。

 

 

Cさん

Zuò zuoyè wàng le.

做作业忘了。

宿題するのを忘れた。

  この文章は、「忘了做作业。」とするのが本来かもしれない。

 

Zài yuànzi lǐ, zhòng gèzhǒng gèyàng de huā shì wǒ de xìngqù.

在院子里,种各种各样的花是我的兴趣。

庭にいろいろな花を植えるのが私の趣味です。

 

zhòng(4声):植える、種をまく

zhǒng(3声):種、種類

各种各 gèzhǒng gèyàng:さまざまな、種々の

「种各种各样的花」の部分が動詞句主語になっています。

 

 

今日は、「开车」という言葉が出てきました。「开 kāi」はこの場合運転するという意味になっているけど、一般に「开」は、「スイッチを入れる」という意味で使われる。これに対する反対の言葉は、「」であるが、普通は「关 guān」を用いて、「开空 kāi kòngtiáo エアコンをつける」、「关空 guān kòngtiáo エアコンを切る」のように使う。また、「关 guānbì 閉じる、閉鎖する」という言葉もある。

 

 

教科書の第1課を学習

単語、本文の会話などを復習しました。そして、トレーニングの13を復習。来週は、トレーニングの4からです。

乗り物に乗ることを表現するのに、動詞「坐 zuò」を使います。「タクシーに乗る」は、「坐出租汽 zuò chūzūqìchē」または「坐出租 zuò chūzūchē」だけれど、「打的 dǎdí」は、普通動詞として使って「タクシーに乗る」と言う意味。だから、「打的」だけで「坐出租汽车」の意味になる。

 

「数詞+”」(~あまり、~強)についても学びました。

30多、三十多」という言い方はあるが、「30少、三十少」という言い方はない。もしこれを言うなら「不到三十 bú dào sānshí(30未満)と言うことになる。

 

「以上 yǐshàng、以下 yǐxià」という言い方は、中国語にも日本語にもある。日本語ではその数値を含む。例えば「30以上」なら、30を含む。しかし、中国語では30を含まない。「30より多い」と言う意味になるとのこと。したがって、中国語の「以上、以下」は、英語の「more than, less than」と同じ使い方になるのだろう。日本語の30以上を中国語で示すとなると、「三十及三十以上 sānshí jí sānshí yǐshàng」という言い方になるのかな。これも英語と同じ感覚みたい。

 

 

次回(710日)の宿題

「数詞+”」を使って、文章を2つ作ろう。